以下の話は,デンマークでお世話になっている方にAarhusの暖房システムについてお聞きしたことです. ただし,僕の拙い英語で理解できた部分であって, いくらかの推測が入り混じっている可能性があります. ご了承くださいませ.

効率的な暖房システム

発電施設で出た熱で,熱湯を作り, それを市内の(熱)水道で流す. その水道が各建物を通るようになっている. バルブをひねり熱水が流れる量を調節する(以下の写真参照). オイルヒータのように流水部が温かくなる. この熱で部屋をじわじわ温める. たいていの建物には同じような形状の暖房器具がある.

ただし実際に効率を計算したわけではないので, 本当に効率がいいのかはわからない.

暖房器具

他の利点

その熱水はシャワーや洗面所にも通っているので 温水を出すときの反応がいい. 以下の写真のように,水道はお湯と水を混ぜて出すタイプが多いと思う.

水道

例外

ただし,Aarhus市内であっても, 街から外れた場所にあるところは その暖房システムの恩恵に預かれない. 効率を優先してのことだと考えられる.

ちなみに

冬は寒いため,以上のような暖房システムがあり, 建物内はどこも暖かい. 一方,夏はそこまで暑くないため, エアコンは必要ないとのこと.