今デンマークのAarhus(オーフス)という都市にいる. Aarhus Universityにお世話になっている. オーフスの面白いところを伝えられればと思う.
登校初日は,沢山歩くことになった. 行きも帰りも道に迷ったためだ. (ちなみにモバイルwi-fiは持ち合わせていないので, グーグルマップは使えない状況.)
初日からデンマーク人の優しさに触れる
朝8時ごろに家を出たが,まだ暗かった(一月中旬の話).さすがは北欧. 持っている地図とにらめっこしていたら 車に乗った女性が助けてくれた. (声を掛けてくれたのか,それとも僕に向けてクラクションを鳴らしてくれたのかどちらかだったような気がする.) 会話を簡略化すると次のようなやり取りだった.
「今僕はどこにいますか?」
「(地図を指さして)この辺だよ.どこに行きたいの?」
「Aarhus University」
「どうやって行くつもり?歩いて?バス?」
「バスで.(地図を指差して)この辺にあるバス停まで行きたい.」
「もしよければ,大学まで車で乗せていってあげるよ,どうする?」
(心の声:大学への行き方を覚えるためにはここで甘えてはいけない!でも,車なら楽だし,女性と二人きりは魅力的かも・・・でも英語あんまりしゃべれない・・・)
「いや,歩いてバス停まで行きます.」
「それなら,この道をまっすぐ行って,突き当たりを右に曲がるといいよ.」
「ありがとうございます.」
こんな感じでデンマーク人ってきっと優しい人が多いんだと感動しながらバス停のある交差点についた. そこまでは良かったが,バス停にもいくつか種類があってどのバスに乗ればよいのかわからず,結局大学まで大通りを歩いていった.
帰り道も助けられる
せっかくだから行きとは異なるルートで帰ろうと 街の中心部の方へ歩いていったら案の定道に迷う. 細い道がいくつも交差していて自分がどこを歩いているのか分からなくなる. そういうわけで道を尋ねることにした. ここで注意すべきは尋ねる人を間違えないことだと思う. 次の条件を満たす人を探した.
- 忙しそうではない人
- 地元の人っぽい人
- 英語が通じそうな人
多分日本にいる外国人観光客もこんな感じで人に道を尋ねているのだと思う. その後知ることになるが,デンマーク人の多くは英語が話せるようなので, 3つ目の条件についてはそれほど心配する必要はなかった. (そもそも英語が通じそうな人ってどんな人やねん!)
そして声を掛けたのはカフェのテラス席でおしゃべりをしていた女性二人組. 彼女らのおかげで本当に助かった. というのも道案内がとても的確だった. 今改めて考えてみると道案内におけるポイントは次だと思う.
- 自分たちのいる位置を明確にする.
- 行きたい場所を伝える.
- 大雑把な方向をまずは教えてもらう.
- わかりやすいルートを選択.
- 曲がり角ごとにランドマークを教えてもらう.
教えてくれたルートどおりには行けなかったが, 大雑把な方向と遠くからでもわかるランドマークのおかげで なんとか家に辿り着けた. あと,ありがたいことにAarhusではどの通りにも名前がついているので, 地図を読み取りやすいのもよかった. 日本で外国人観光客に道を尋ねられたら,このポイントを思い出そう.
オーフス市庁舎